機能性食品

第7章

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γ―リノレン酸が体内の機能を正常に保つ

ツキミソウ油


 

 アトピー性皮膚炎や花粉症にも効果


 ツキミソウ油はアカバナ科の一年草であるツキミソウの種子から抽出したものである。成分は主にγ―リノレン酸、リノール酸、ビタミン、ミネラル。この中のγ―リノレン酸はホルモンバランスを整えるなどの効果で特に注目されている。γ―リノレン酸を含む天然の素材は数少ないため、ツキミソウは貴重な原料といえる。種子の脂肪酸のうちγ―リノレン酸は7.5%も占めている。 効用としては、生理前のイライラや頭痛を引き起こす月経前症候群(PMS)の不快な症状の緩和、ホルモンバランスの乱れを整える、などが挙げられる。γ―リノレン酸は皮膚の表皮細胞に必要不可欠な成分でもあり、臨床試験でもアトピー性皮膚炎や花粉症にも効果があることが明らかにされている。γ―リノレン酸から作られるジホモ―γ―リノレン酸はプロスタグランジンというホルモン様の生理活性物質の原料になる。プロスタグランジンが不足すると、子宮内膜が正常に機能しなくなる、皮膚の乾燥を引き起こす、など体にいろいろな障害が生じてくる。さらに、きちんと作用しないと炎症物質の過剰生成が起こり、アトピー性皮膚炎も発症しやすくなる。γ―リノレン酸を含むツキミソウ油の補給は、こうしたさまざまな症状の緩和に効果を発揮する。

 摂取方法について


 食材には含まれていないので、ツキミソウ油はサプリメントで摂取するのが一般的。財団法人日本健康・栄養食品協会のJHFAマークを受けるための規格基準では、1日あたりの摂取目安量をツキミソウ油として3gとしている。月経前症候群や花粉症などの症状の緩和によいとされる。ただし、人によってはまれに軽い下痢や消化不良などの症状が出ることもあるので注意したい。γ―リノレン酸は酸化しやすい成分であるため、ビタミンEなど抗酸化作用のあるサプリメントとの併用をおすすめしたい。IPA(EPA)と一緒に摂ると、効果が長く続くという報告もある。

【関連する項目】

生理痛、生理不順  アトピー性皮膚炎  花粉症