機能性食品

第7章

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免疫力を高めて健康増進、あらためてがん予防に期待

アガリクス


 

 注目される多くの有効成分を含有


 学名をアガリクス・ブラゼイといい、ヒメマツタケ、カワリハラタケとも呼ばれるハラタケ科のキノコである。原産地はブラジルで、1965年に日本に入ってきたが、食用としては普及せず、1980年に三重大学医学部で抗腫瘍活性が報告されてから、注目されるようになった。アガリクスは他のキノコに比べてタンパク質の占める割合が43%と多く、また多糖類、ビタミンB2、ビタミンD、マグネシウム、カリウム、リノール酸、リン脂質など、多くの有効成分を含んでいる。 特にキノコ特有の成分で注目されているのが多糖類で食物繊維の一種であるβ―Dグルカン。具体的には、マクロファージやNK細胞を活性させ、免疫力を高める働きや、抗腫瘍作用が、動物実験レベルで報告されている。 ヒトでの臨床試験で、子宮がん、卵巣がんの患者の化学療法中の副作用(食欲、脱毛、情緒不安定、全身脱力感など)を軽くする効果があったという報告もある。ほかにも、更年期障害や生理不順、疲労回復などへの有効性も報告されている。 しかし、2006年にある企業のアガリクス製品の動物実験で逆に発がんプロモーション(促進)作用が確認されたとして、厚生労働省が製品の自主回収を要請。これを機に、いわゆる抗がんサプリメントに対する一般の見方が変わり、市場は一気に縮小した。そんな中、2007年に米国国立がん研究所(NCI)が52週間にわたる前臨床試験を行ったところ、アガリクスの低分子成分ABMK-22に含まれる1SY-16が、肺がんや大腸がんにも高いがん予防効果を発揮することが確認され、再び注目されている。

 摂取方法について


 健康食品なので、特に決まった摂り方はない。副作用も特に報告されていないが、体質や体調などによって効果に差が出ることもある。信頼できる製品を選ぶには、現在、アガリクス・ブラゼイ協議会が業界としての基準を設けているので、選択の目安としたい。

【関連する項目】

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