成分

第6章

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アンチエイジング成分の代表格

コエンザイムQ10


 

 エネルギー産生を助ける補酵素


 コエンザイムは「補酵素」(coは“補う”+enzymeは“酵素”)を意味する。分子構造の大きさにより、コエンザイムQ1〜Q12に分類される。そのうち、人の体内でも合成されるのがコエンザイムQ10(CoQ10)。以前は医薬品成分として、うっ血性心疾患、虚血性心疾患、糖尿病などの治療に用いられていたが、2001年4月の食薬区分改正でサプリメントにも使用できるようになった。体のエネルギーは各細胞内で食物から摂取した栄養素を燃焼させることで作り出される。コエンザイムQ10は、細胞のミトコンドリアがエネルギー物質のATP(アデノシン三リン酸)を作るのに欠かせない成分である。 体内で合成されるコエンザイムQ10だが、加齢に伴い体内の保有量も合成量も減り、さらに40歳から著しく減少するので40歳以降は特に摂り入れたい。必然的に体内の各部に供給されるエネルギー量も減少し、結果として、不足すると心臓をはじめとする臓器や脳、筋肉、さらに肌の衰えといった老化現象を招くといわれている。 また、体内の抗酸化ネットワークを構成する物質の1つであることから、老化や疾病の原因といわれるフリーラジカル(紫外線や環境ホルモンなどの有害環境によって発生し、老化の原因ともなる分子構造)に対抗し、身体を酸化から守るという重要な役割も担っている。つまり、アンチエイジング成分の代表格ともいえる。

 摂取方法について


 コエンザイムQ10が含有される代表的な食材は、牛肉、豚肉などの肉類や、カツオ、イワシなどの青魚類などである。ただし、食事からの摂取量は1日あたり10・程度に過ぎない。効率よく摂取するためには、サプリメントを利用したい。1日あたりの摂取量は定められていないが、1日に30〜60・を目安にするとよい。なお、コエンザイムQ10により、ワルファリンなどの抗血液凝固薬の作用が弱まったり、逆に血圧降下薬や血糖降下薬の作用が強まったりする可能性があるため、この点に注意して摂取したい。

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