|
アトピー性皮膚炎は、「よくなったり、悪くなったりを繰り返す、かゆみのある湿疹を主病変とする疾患であり、患者の多くはアトピー素因を持つ」と日本アトピー協会では定義しています。つまり、アトピー素因という遺伝的要因を持つ体質の人が、さまざまなアレルゲンと機械的刺激にさらされたときに起こる皮膚炎であると考えられているのですが、その原因やメカニズムは、まだ十分にはわかっていないのが現状です。
具体的には、表皮の水分を保つ能力が低いため、皮膚のバリア機能が低下して、乾燥し、かゆみを生じたり、感染が起きやすくなる疾患です。また、気管支ぜんそくやアレルギー性鼻炎などをしばしば合併します。乳幼児期に発症したアトピー性皮膚炎の症状が成人期まで続くこともあり、中には成人になってから発症する人もいます。
|
予防で大切なことは、清潔な環境と栄養バランスがとれた食生活、ストレスのない快適な生活を送ることです。毎日の入浴やシャワーで皮膚を清潔に保ち、水分と油分の補給に留意します。またハウスダストやダニを除去するために、こまめに掃除することも忘れてはなりません。
現在行われている病院などでの治療法には、ステロイド剤の外用薬が一般的に使われています。サプリメントでは、γ―リノレン酸を含むツキミソウ油や、α―リノレン酸が主成分のシソの実油、甜茶に含まれるポリフェノールなどが症状の改善に有効だとされています。
|